【飲食店】京都の繁華街でお客が少ない小さなクラブの話

お客さんが来ない悩み体験談

今回の体験談は、京都の繁華街にある小さなクラブで働いていた、37歳女性のお話。

大きな組織が経営している系列店ではなく、個人が店長もボーイも兼任するような小さなお店です。所属している女の子も5人くらいで、年齢は20代前半~30代後半でした。

女の子はみんな水商売が専属というわけではなく、それぞれお昼にも仕事をしている人ばかりでした。週末は10人~20人のお客さんが来店していましたが、平日の夜は街自体に人出がなく0人ということもたびたびありました。

売り上げは、観光客が団体で入った日や街で大きなイベントがあって新規のお客さんが多かった日、女の子についている太客が誕生日などを祝ってくれる日は何十万~何百万の売上があったそうです。

体験者データ
  • 年齢:37歳
  • 性別:女性
  • お店情報:京都の繁華街にある小さなクラブ
  • 1日に来る客数:平日0人 休日10~20人
  • 売上:不明

馴染みのお客様が祇園から遠のいた、外国人客を拒んだから

 

お客様が来ない理由は何だと思いましたか?働いている中で気になったことを教えてください。

 

京都はコロナ前までオーバーツーリズムに苦しんでいて、夜の祇園はいつも海外からの観光客であふれていました。どこもかしこも混雑しているので地元の住民は祇園を避けて飲みに行くようになり、馴染みのお客さんが祇園から遠のいてしまっていたのがお客さんが来なかった一番の原因だと思います。

また、夜の街を歩いているのは外国人ばかりで、日本式のクラブなど知らない人々は呼び込みをしてもまず来店しませんでした。風俗店と勘違いするようなお客さんは絶対に入店させなかったし、呼び込みをしている女の子やお店の代表にクラブのシステムを説明する英語力もなかったため、新規のお客さんを獲得することもできなかったのが実情です。

私は英語が話せるので海外のお客さんの入店に賛成でしたが、お店の代表は日本人しか入店させたくないようでした。祇園に飲みに来ている男性にはお金を持っているビジネスマンの中国人が多く、その人たちは接待などで普通に遊んでいたので、そういう人たちをきちんとターゲットにすればお店はもっと繁盛したと思います。

もしオーナーだったら宣伝方法の見直し、外国語のメニュー表を準備するなど

 

もし、あなたがお店のオーナーだったら、どんなことを実践していましたか?思いつく限り教えてください

 

私がオーナーだったら、案内所にお金を払ってきちんとお店を宣伝してもらえるようにしたと思います。客引き係の店の代表は顔が怖く、若いお客さんは怖がってお店に入ってくれないことがありました。優良店だということをきちんと分かるようにして、観光やビジネスで初めて祇園に来た人にも広くお店のことを知ってもらえたらもっと集客につながったと思います。

あとは英語や中国語の分かりやすいメニュー表を作って、客引きの時にお店のシステムを説明できるようにしておくことです。私は祇園の大型店舗でも働いたことがありますが、そのお店は海外のお客さんも受け入れていました。母国語で料金システムやお店でのルールを理解できれば、日本語を一切しゃべれないお客さんでも日本人の女の子を気に入って気前よくお金を使ってくれるものです。

地元のお客さんをなかなかお店に引っ張ってこれないのなら、もっと国内や海外からの観光客をターゲットにした集客方法を考えないとだめだと思います。

新規採用の質向上や教育の徹底。オーナー自身が他人の意見を聞き入れるべき

オーナーが商売繁盛のために集客以外で必要だと感じていることはなんでしょうか?

お店の代表はボーイさんや女の子の新規採用にまったく力を入れていませんでした。

お店は常に人手不足で、週末忙しくて女の子が足りない時はもうお店を辞めている子に連絡をして来てもらっているほどでした。新人の募集は適当に広告を出して、よっぽど容姿や人間性が悪くなければ体験入店もそこそこに採用、という感じでした。素人同然の女の子に対して接客や営業の教育を熱心にせず、シフトや給料の支払いも雑だったりするので、代表に嫌気がさしてケンカをして辞めてしまう女の子も多かったです。代表が一人で切り盛りしているので色々なことがあまりにもワンマンでした。

お店に対して思い入れがあり、自分と意見の合わない人間はいらない、というポリシーだったのかもしれませんが、お店をもっと繁盛させるには他人の意見を聞き入れるべきだったと思います。

特にお店にとって一番大切なのは女の子の存在だと思うので、新人の採用や育成はもっと本腰を入れてやるべきだったと思います。

オーナーはなんでも一人でやりすぎ!プロに頼ることも大事と感じた

現場にいるとき、「こうしたほうがもっとうまくいくのに!」と残念に思ったことはなんですか?

お店の代表はボーイさんをクビにしてからスタッフを補充せず、お客さんの呼び込みから店内作業、お会計までのすべてを一人でこなしていました。

誰にも意見されないのは楽かもしれませんが、自分のやりたいようにお店をやっていると必ず上手くいかない事がでてきます。そして、そんな時に信頼できる人にアドバイスをもらうこともできないと必ず行き詰まってしまいます。

代表はいつもいっぱいいっぱいで、どうすれば効果的にお店を宣伝して広く人に知ってもらえるか、新人さんをどうやって稼げる女の子に育てていくかなど、お店にとって重要なことを考える余裕が無いようでした。

お店に強い思い入れがあり、性格的にどうしてもワンマンになってしまうところがあるのは分かりますが、意固地になるばかりでは祇園で生き残っていくことはできません。とはいえ何十年も続いてきて愛されているお店でもあるので、付き合いの長いお客さんにコンサルタントを紹介してもらったり、信頼できそうなボーイさんを見つけてもらったりするのがいいと思います。

人の意見を取り入れる柔軟さや客観性を持つことが必要で、そうすれば女の子ももっと働きやすくなり、お店も上手くいくようになると思います。

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