【販売系】派遣の指導に時間を取られてるのに「売上上げろ!」は理不尽だ!

お客さんが来ない悩み体験談

現在育休中の28歳(女)です。アパレル会社に勤めていて、販売員を4年ほどしていました。私が配属された店舗は都内の百貨店の、婦人ヤングファッションフロアにありました。

ブランドのコンセプトは、働く女性が着るエレガントなファッションというイメージでしたが、一言でいうとコンサバな感じでした。ターゲット層は働く20、30代。価格はトップスやボトムは1万円台、まれに2万円台もあり、アウターだとものにより3~10万円と商品によってバラバラでした。一日の来店は平均5名ほど、売り上げは10万円前後でした。

百貨店やブランド独自のイベントがあるときは(ポイントアップなど)客数も多く、私が経験した一番売れた日は100万円以上売り上げたこともありました。

体験者データ
  • 年齢:28歳
  • 性別:女性
  • お店情報:婦人服売り場
  • 1日に来る客数:平均5人
  • 売上:10万前後

取り扱っているコンサバ系のニーズが減ってきたため

なぜお客さんが来なかったと思いますか?

最近のファッショントレンドはカジュアルが多く、コンサバ系のニーズが減ったように思います。ですがブランドイメージを守るために、カジュアル路線の商品はあまり出さず、キレイめな商品が多かったです。

また、ターゲット層が20、30代なのに実際来店されるお客様は40、50代が多く、それも昔から長くお付き合いのある顧客様が多く新規のお客様が少なかったです。来店は圧倒的に4,50代のリピーターの方なのに、商品は2、30代の一見様に向けて作っていたのでそこでズレが生じていたと思います。とはいえ店舗は私が勤めていた百貨店だけでなく、もっと客層が若いファッションビルにも店舗はあったので、総合的に見て商品を4、50代向けには変えなかったんだと思います。これは私が働いていた1年半ほど前の話で、現在はコロナウイルスの影響もあり、ブランドは全店舗閉店しネット通販のみとなりました。結局ブランド全体として問題は解決できませんでした。

顧客の年齢層に合わせた商品展開に切り替える

あなたがもし、お店のオーナーになったらこの問題をどうしていましたか?

このブランドの場合、価格は高めで20代はあまり買う人がいなさそうにも関わらずターゲット層を若くしているのがそもそもズレていると思います。実際このブランドでたくさんお買い物する人はバリバリ働いている3、40代やお金持ちそうな4、50代の主婦の方が多かったです。現場のスタッフがそう訴えていたにも関わらず、ブランドコンセプトを変えなかったのが敗因だと思っています。

私がオーナーなら、まずこのズレをなくします。価格はこのままで店舗を百貨店のみにして4、50代向けのデザインにするか、もしくは価格を下げて百貨店ではなくファッションビルに出店するか、どちらかにすると思います。ただ顧客様が4、50代が多いなら、顧客離れが痛いのでおそらく前者をとります。一見様よりも顧客様のほうが一度でたくさん買っていただけるからです。どんな業界でもそうですが、時代についていけないと生き残れません。いつまでもブランドができた当時のイメージを守るのではなく、時代に合わせてブランドも変化するべきだったと考えます。

社員補充をせず、派遣の指導に時間を取られる負担を緩和してくれない

この他に商売繁盛を妨げる問題点はなにかありましたか?

ひとつの店舗に、スタッフは4人が基本でした。売り上げに合わせて3人の店舗もあれば、5人の店舗もありました。私が働いていた店舗は元々社員が4人で全員フルタイムでした。ですが業績が悪化するにつれて、退職者が出ても新卒をあまり採用しなくなったため派遣の方が増えました。お店は最終的に社員2人と派遣2人になりました。派遣の人が悪いとは言いません。実際派遣の人でしっかり働いてくれる人もいました。

ですがほとんどの派遣の人は突然来なくなってしまったり、出勤はするけどあまりにも仕事ができなかったりと、社員が減ったことで問題が多く発生し、売り上げを上げるための仕事時間が減っていったのです。

何度も何度も、教えたはずの仕事をもう一度教えたり、社員が指導に時間をとられていました。当然売り上げも下がり、スタッフ間の雰囲気も悪くなり、そんなお店が繁盛するはずもなく、負の無限ループでした。

もちろん人事には現状を伝えていましたが、社員が増えることはありませんでした。もっと現場に目を向けてほしかったと思います。環境を整えてくれないのに売り上げだけ上げろと言われても、理不尽だと思っていました。

スタッフ同士の関係をよくすることでお店の雰囲気も明るくなると思う!

現場で働いていて、「こうしたほうがうまくいくんだけどな」と感じたことはありますか?

ベタですがやはりスタッフ同士の一体感だと思います

たとえば、「あるイベント中絶対予算達成するぞ!」と全員が意気込んでいて、事前にしっかり準備して、お互いをファローしあう。そんなことができるような信頼関係がスタッフ同士であれば、お店の雰囲気も良くなります。

お店の前を通る一瞬だとしても、雰囲気の悪いお店ってなんとなくお客様も感じ取れてしまうと思うのです。アパレルだけでなくどんなお店も、居心地の悪いお店にわざわざ入りたくないと思います。信頼関係を築くにはやはりコミュニケーションです。お互いのことに興味を持ち、知ることが大事です。

そんな風にスタッフ同士が思える環境であれば、多少ターゲット層やコンセプトがずれていても、売り上げは落ちなかったのかもしれません。ネットで何でも買えるなか、店舗には店舗独特の空気があります。来た人しか味わえない楽しい気持ちをお客様に提供することが一番なのではないでしょうか。それがネットと店舗の差別化であり店舗の強みなので、現場のスタッフ同士の関係性はなによりも大事だと思います。

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