【販売系】ハンドメイドの集客はとても大変…。経営は楽じゃない!

店舗経営者の悩み体験談

33歳の女性がハンドメイドのお店を経営していた時の体験談です。

ハンドメイド作品の販売と、クラフト教室を行っていました。収益の軸となるのは、委託作家さんからの収益・自身で開催するクラフト教室の収益・レンタルスペースとして教室を貸し出すレンタル料の3点です。
委託作家さんからの収益は、1人1人からいただく毎月の委託料(2000円~3000円)と、作品が売れたときの売り上げから15%で、毎月の委託料が発生していたため、こちらは変動ない収益の軸となっていました。
自身が主催するクラフト教室の収益は、子育ての合間にレッスンを行っていたため、月々で大きく変動があります。

経営歴は約4年で、年収は100万円前後です。

体験者データ
  • 年齢:33歳
  • 性別:女性
  • お店情報:ハンドメイド
  • 1週間の稼働時間:30~40時間
  • 年収:100万前後

お客さんにお店を認知してもらうのが大変だった

ハンドメイドのお店を経営されていて一番苦労したことはなんですか?解決方法はありましたか?

ハンドメイドの作家さんから、作品をお預かりし販売するお店だったのですが、1番大変だったのはお店の存在をお客さんに知ってもらうことでした。
住宅街にあるアパートの1室を使用していたため、「ここにそんなお店があるの?」というのが気づいてもらえないことと、なかなか自由に入れない雰囲気があったため、新規のお客さんを獲得するのが難しく、大変でした。
解決方法は、大家さんに相談し、アパートの駐車場を使用させていただき、定期的(2か月に1回くらいのペース)に外でハンドメイド販売のイベントをさせてもらいました。
キッチンカーなども協力してもらい、イベントとして目を引くようになったところから、新規のお客さんの獲得にもつながっていました。
また、イベントを行う際にはSNS(特にインスタグラム)を活用していました。
共通のハッシュタグを使用し、出店する作家さんにも拡散をしてもらうようにしていました。
開催する季節に合わせたイベントを行うようにしていたので、「クリスマス用品はここで買う」とか「スクールグッズを買いに行こう」というように、認知度も上がっていったように感じます。
イベント時には、通常時使えるクーポンを配布していたので、その後継続的な利用にもつながっています。

地域の方々への配慮を徹底。ポスティングなど宣伝も行った

お店を経営する中で注意したことはなんですか?具体的に教えてください

お店を出している場所が住宅街にあるため、ご近所さんへの配慮は第1に考えています。
また、借りているアパートも一般の住人がいるアパートになるため、騒音には気を使っているのと、不特定多数の来客があるため配慮しています。
そのため、大家さんの許可を頂き、玄関側から入るのではなく、ベランダ側から入れるようにポーチを新しく作らせてもらいました。
結果的に開放的な入口となり、お客さんも入りやすくなったと好評でした。

駐車場を利用してのイベントを行うこともあるので、地域の方々へは直接お声をかけに行くのを徹底しています。
何かトラブルがあったときや、困ったことがあったときに、すぐに私のことが分かるようにするべきだと判断しているためです。

イベントを行う際にも、騒音や近所迷惑にならないよう、出展者にも配慮してもらうように呼びかけをしています。
近隣住民ファーストで運営が出来ることをモットーにしています。

ご近所さんへの挨拶周りは、イベントのときは直接声をかけて回るのですが、それ以外のときはポスティングをさせてもらっています。
ご近所さんのみが使える割引券の配布や、先行レッスンなど、地域の方々だけがお得に使えるサービスを考えています。

お客様に喜んでもらえること、信頼してもらえることは本当に嬉しい

お店を経営していくと、嬉しいことがあると思います。よかったら具体的に教えてください

長く経営していればうれしいことは沢山あります。 もちろんつらいことも多いです。
うれしい事の中には「親子三代で来てくれる」ことや子供だったお客さんが大人になったり、母親になったりとお客様の成長と変化を見ていけることは本当にうれしいです。
髪の事だけでなく生活で起きる悩みを相談してくれることも信頼してもらえてる証だと感じ非常にうれしいですよね。

技術的なことで褒められることもうれしいですが、様々な事を相談してもらえると頼りにされてると実感できるのでこの仕事で良かったと思える瞬間です。
技術的なことで言えば、「毎朝の髪の手入れが楽になった」がうれしい言葉NO1です。

勉強を繰り返しできるのはお客様に満足してもらいたい気持ちですが、お客様が満足してくれることで自分も満足できますし、もっと勉強しようという気持ちにもなります。
人それぞれに仕事に対してもやりがいは違うと思いますが、「よかった」と思えることが次への励みとなり、さらに喜んでもらえたり、自分も喜んでもらえる努力もできるんだと思います。とてもつらい事が多い仕事ですが、それがあるからこそ喜びも倍増ですね。

もちろん稼ぐために仕事をしていますが、お客様に喜んでもらえなければ売り上げも上がりません。しかし、お客様を神とは思っていません。 払っていただいた金額以上の仕事が出来れば喜んでもらえるので頑張り続けたいと思います。

ターゲット層を絞ること、コンセプト設計を行うこと

これからハンドメイドショップをしたいと思う方にアドバイスをお願いします

どんな業種でもお客様が居なくては経営はできません。 まずは漠然と経営方針を決めるのではなく、ターゲット層をしっかりと狙ったコンセプト設計を行うと内装、外装、扱うものも自然と見えてくると思います。
取り扱うものが決まっていればそこからコンセプトやターゲット層を絞っていけばいいと思います。
経営は決して楽なものではないですよね。 苦しいときのほうが多いでしょう。
苦しいときはコンセプトを変えそうになりますが、「初心貫徹」。そこ数か月でコンセプトを変えることは論外です! 結果はすぐには出ません。
私は一つのコンセプトを押し通す期間を2年と考えています。2年で結果が出なければコンセプトを変えます。

「続ける努力」と「変化を恐れない」こと。2年のうちには小さな変化を行う必要が必ず出てきます。その時は思い切って変化してみることです。
営業時間であったり、扱うものを変えてみたり、老舗といわれるお店はそういう小さな変化を繰り返しているお店です。
「頑固に守り続けなくてはならないもの」と「柔軟にニーズに対応する力」を分けて考えると意外に楽かもしれません。あとは「自分を信じる」こと。「自分の決断に間違いはない」と信じてやっていくことが一番大切なことかもしれません。

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